インフルエンザが全国的な流行期に入りました - 厚生労働省
11月に入りインフルエンザ患者が全国各地で増加し、厚生労働省は11月8日にインフルエンザが全国的な流行期に入ったと発表いたしました。
インフルエンザにはどのような特徴があり、どのように対策すればよいのでしょうか。最新の情報を基にインフルエンザの動向とその対策を解説します。
今シーズンのインフルエンザの特徴
2024年現在、国内で流行しているインフルエンザウイルスは以下の3種類です:
- A(H1N1)亜型
- A(H3N2)亜型
- B型(ビクトリア系統)
これらのウイルスは、年齢や健康状態によって流行のしやすさや重症化のリスクが異なります。今年も全ての年齢層で感染リスクがあり、注意が必要です。
感染防止の基本対策
インフルエンザを予防するためには、基本的な感染対策を徹底することが重要です。
手洗い
ウイルスの多くは手を介して体内に侵入します。外出後や食事前など、こまめに手を洗うことで感染リスクを大幅に減らせます。
マスクの着用
特に高齢者や基礎疾患を抱える方に感染を広げないため、以下の場面でマスクの着用が推奨されます:
- 医療機関を訪れるとき
- 高齢者施設を訪問するとき
- 混雑した場所に行くとき
咳や痰などの症状がある場合は、咳エチケットを徹底しましょう。不織布マスクの使用が推奨されます。
咳エチケット
咳やくしゃみをするときは、ティッシュや腕で口と鼻を覆い、周囲にウイルスを拡散させないよう心がけてください。また、鼻をかんだティッシュはすぐにゴミ箱に捨て、手を洗いましょう。
ワクチン接種の重要性
インフルエンザワクチンは、感染や重症化を予防するための効果的な手段です。今年は以下の2種類のワクチンが提供されています:
- インフルエンザHAワクチン(不活化ワクチン): 6か月以上の方が対象
- 経鼻弱毒生ワクチン: 2歳から19歳未満の方が対象
特に高齢者や基礎疾患を持つ方は、ワクチン接種により重症化リスクを軽減できます。ワクチン接種はかかりつけ医に相談のうえ、早めに済ませておきましょう。
高齢者施設や医療機関での対応
高齢者施設や医療機関では、感染を防ぐための特別な対策が求められます。以下のような取り組みが行われています:
- ウイルスの施設内侵入防止
- 感染が発生した場合の迅速な調査と対応
- 従業員のマスク着用の推奨
これらの施設に訪問する際には、感染拡大を防ぐための協力が必要です。
日常生活での注意点
感染を防ぐためには、以下のポイントを意識することが大切です:
- 十分な睡眠と栄養をとり、免疫力を高める
- 室内の換気を定期的に行い、湿度を50~60%に保つ
- 体調が悪い場合は無理をせず、早めに医療機関を受診する
最後に
2024年冬のインフルエンザは、A型とB型が同時に流行する可能性が指摘されています。外出後にはうがい、手洗いを行い、NEWスーパーMで手指を乾燥除菌するなど、感染対策を徹底し、ワクチン接種を行うことで、感染リスクを減らすことができます。家族や職場での協力を通じて、インフルエンザの流行を抑え、健康な冬を過ごしましょう。
出典:
- インフルエンザ(総合ページ) |厚生労働省
- 国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/)