手足口病が過去5年間の平均と比較して急増しています

ウイルス関連情報

手足口病の定点当たり報告数は第13週(3月25日~3月31日)以降増加が続いており、過去5年間の同時期の平均と比較するとかなり大きい数字となっております。

最近の報告数都道府県別の上位3位としては、
第23週(6月3日~6月9日)群馬県(9.25)、鹿児島県(8.69)、三重県(8.67)
第24週(6月10日〜6月16日)三重県(10.91)、石川県(10.59)、鹿児島県(10.41)
第25週(6月17日〜6月23日)三重県(16.36)、兵庫県(11.12)、滋賀県(10.36)
となっており、第24週以降は定点当たり報告数が10件を超えております。

例年は6月中旬ごろから流行が始まり7月をピークに秋にかけて流行しますが、今年は4月に入ってから感染者が増え始めており7月に入り更に増え続ける可能性があります。

手足口病とは?

手足口病は、主にコクサッキーウイルスやエンテロウイルスによって引き起こされる感染症です。特に幼児が感染しやすく、夏から秋にかけて流行することが多いです。症状としては、手のひら、足の裏、口内に水疱性の発疹が現れることが特徴です。これらの発疹は痛みを伴うことがあり、口内にできる潰瘍は食事や飲み物を摂る際に不快感を引き起こします。発熱も見られることがあり、軽度から中程度の発熱が続くことがあります。

感染経路としては、飛沫感染、接触感染、糞口感染が挙げられます。飛沫感染は、感染者の咳やくしゃみによってウイルスが飛散し、それを吸い込むことで起こります。接触感染は、ウイルスが付着した手や物に触れ、その手で口や鼻に触れることで感染します。また、糞口感染は、ウイルスが含まれた便に触れた手で口に触れることで起こります。

詳しくは、手足口病について

手足口病を予防するには?

手足口病の予防には、手洗いが非常に重要です。手指を石鹸と水でしっかりと洗うことで、ウイルスの拡散を防ぐことができます。特にトイレの後や食事の前後には、徹底した手洗いを行いましょう。また、ウイルスが付着しやすいおもちゃや家具、ドアノブなどを定期的に消毒することも予防に効果的です。

手洗い後にNEWスーパーMを利用して手指を乾燥除菌する事により、より効果的にウイルスの除菌が可能です。また、ハンカチやスマホなどのお手持ち品の除菌にも効果的です。

出典:国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/)

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