異例のインフルエンザ急激増加について

ウイルス関連情報, 衛生関連情報

例年は12月ごろから感染が広がるインフルエンザの流行が今年は早くも9月から始まっており、警戒が必要になっています。

国立感染研究所の発表するインフルエンザ流行レベルマップの第38週(9月18日~9月24日)版では都道府県別の定点当たりの報告数は、沖縄県(22.46)、千葉県(15.14)、愛媛県(14.07)、宮崎県(14.00)、大分県(13.79)、東京都(12.19)、茨城県(11.01)、山口県(10.69)、埼玉県(10.10)、福岡県(9.19)、熊本県(9.01)、徳島県(8.97)、神奈川県(8.85)、愛知県(8.54)、佐賀県(8.36)、長崎県(8.27)、静岡県(7.19)の順となり、全国の保健所管轄区域で、警報レベルを超えている区域は7か所(6都道府県)、注意報レベルを超えている区域は100か所(24都道府県)にものぼるそうです。

インフルエンザ流行レベルマップ(国立感染研究所ウェブサイトより)インフルエンザ流行レベルマップ(国立感染研究所ウェブサイトより)

インフルエンザ様疾患発生報告(厚生労働省健康・生活衛生局 感染症対策部感染症対策課)によると、令和5年9月18日から24日の週で全国で休校、学年閉鎖、学校閉鎖となった施設(保育所、幼稚園、小学校、中学校、高等学校)数が1,569(累計4,148)となり、学校などでも感染が広がりを見せています。

インフルエンザの流行で深刻な薬不足に・・・

異例の流行が続いているインフルエンザにより、咳止めなどの薬の需要が急激に増え、厚生労働省では全国の都道府県に対し「鎮咳薬(咳止め)・去痰薬の在庫逼迫に伴う協力依頼」を出しました。この依頼文書によると、「主要な鎮咳薬(咳止め)の供給量については、新型コロナウイルス感染症の流行以前の約85%まで生産量が低下しており、また主要な去痰薬の供給量については、新型コロナウイルス感染症の流行以前と同程度ではあるものの、メーカー在庫が減少している状況です。」との事で、これらの薬が入手困難になっています。

インフルエンザにかからないためには

インフルエンザの予防策として厚生労働省のウェブサイトでは以下5つのポイントが挙げられています。

流行前のワクチン接種

インフルエンザワクチンは、感染後に発症する可能性を低減させる効果と、発症した場合の重症化防止に有効と報告されております。

外出後の手洗い等

流水・石鹸による手洗いは手指など体についたインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法であり、インフルエンザに限らず接触や飛沫感染などを感染経路とする感染症の対策の基本です。インフルエンザウイルスにはアルコール製剤による手指衛生も効果があります。

適度な湿度の保持

空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つことも効果的です。

十分な休養とバランスのとれた栄養摂取

体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を日ごろから心がけましょう。

人混みや繁華街への外出を控える

インフルエンザが流行してきたら、特に御高齢の方や基礎疾患のある方、妊婦、体調の悪い方、睡眠不足の方は、人混みや繁華街への外出を控えましょう。やむを得ず外出して人混みに入る可能性がある場合には、ある程度、飛沫感染等を防ぐことができる不織布(ふしょくふ)製マスクを着用することは一つの防御策と考えられます。

NEWスーパーMでのウイルス除菌対策

厚生労働省のインフルエンザ予防策で挙げられているように”手洗い”は、インフルエンザをはじめとしたウイルス対策では非常に有効ですが、簡単に水で洗っただけでは効果が半減します。
手洗いの際は、石鹸などを使い、爪の間まで丁寧に洗った後に、除菌エアータオルNEWスーパーMの131℃の高温熱風と安全紫外線ランプのダブル除菌により乾燥除菌すると99.9%のウイルスを除菌する事が可能です。

関連記事一覧