インフルエンザ流行が全国で拡大――2026年9月最新状況と感染対策

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2026年夏から例年より早い時期に増加していたインフルエンザが、9月に入りさらに拡大しています。厚生労働省が公表した2026年第36週(8月31日~9月6日)の全国の定点当たり報告数は3.29となり、第34週の1.11、第35週の1.76から増加が続いています。

第36週の全国の患者報告数は12,299人で、前年同期の定点当たり報告数0.50と比べても高い水準です。新学期が始まり、学校や保育施設、職場などで人と接する機会が増える時期でもあるため、今後の流行状況にも注意が必要です。

今回は、2026年9月時点のインフルエンザ最新状況と、学校、家庭、職場、人が集まる施設で見直したい手洗い、咳エチケット、換気、体調管理などの基本対策について紹介します。

全国の定点当たり報告数は3.29まで増加

厚生労働省の感染症発生動向調査では、全国のインフルエンザ定点当たり報告数が、第30週以降、次のように増加しています。

  • 第30週(7月20日~26日):0.24
  • 第31週(7月27日~8月2日):0.37
  • 第32週(8月3日~9日):0.52
  • 第33週(8月10日~16日):0.69
  • 第34週(8月17日~23日):1.11
  • 第35週(8月24日~30日):1.76
  • 第36週(8月31日~9月6日):3.29

第36週の全国患者報告数は12,299人となっています。前年同期の定点当たり報告数は0.50であり、2026年は同じ時期として高い水準となっています。

2026年インフルエンザ定点当たり報告数の推移(全国・第30週~第36週)

図:2026年の全国インフルエンザ定点当たり報告数。第30週の0.24から第36週の3.29まで増加しています。出典:厚生労働省「季節性インフルエンザの定点当たり報告数」

定点当たり報告数は、全国すべての患者数を表すものではありません。指定された医療機関からの報告をもとに、感染症の発生動向を把握するための指標です。

地域によっては全国平均を大きく上回る

第36週の都道府県別データを見ると、地域による差も大きくなっています。

  • 沖縄県:10.34
  • 新潟県:6.13
  • 神奈川県:5.87
  • 茨城県:5.68
  • 千葉県:5.49
  • 東京都:5.46
  • 宮城県:5.35
  • 山口県:5.11

居住地だけでなく、学校や勤務先、旅行先などでも状況が異なるため、自治体や地域の感染症情報も確認しましょう。

新学期開始後は学校などの集団発生にも注意

新学期にインフルエンザ対策を見直したい学校の教室

9月は夏休みが終わり、学校や保育施設などで集団生活が再開する時期です。

東京都では、2026年第36週以降の新シーズンで、保育所や小学校、社会福祉施設などからインフルエンザ様疾患の集団事例が報告されています。また、学校等で臨時休業となった施設も確認されています。

  • 登校・登園前に体調を確認する
  • 発熱や強いだるさがある場合は無理に登校しない
  • 咳やくしゃみがある場合は咳エチケットを行う
  • 帰宅後に手を洗う
  • 教室や共用スペースの換気を行う
  • 家庭内でも家族の体調変化を共有する

「新学期だから多少無理をしても行く」のではなく、体調不良時に休めることも感染拡大を抑えるために重要です。

夏バテ・残暑による体調不良と思い込まない

残暑の体調不良で体温を確認する人

9月も残暑が続く年があり、頭痛、だるさ、食欲低下などの症状を「夏バテ」「暑さのせい」と考えてしまうことがあります。

一方、インフルエンザでは、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感などが比較的急速に現れ、のどの痛み、鼻水、咳などを伴うことがあります。

  • 急な発熱がある
  • 強い倦怠感がある
  • 関節痛・筋肉痛を伴う
  • 咳やのどの痛みがある
  • 周囲でインフルエンザが流行している

症状だけで原因を判断することはできません。暑い時期の体調不良をすべて夏バテや熱中症と決めつけず、普段と違う症状がある場合は無理に学校や職場へ出ないようにしましょう。

厚生労働省が案内する基本対策を続ける

インフルエンザ対策として石けんと流水で手を洗う様子

厚生労働省は、インフルエンザを含む急性呼吸器感染症への基本的な対策として、手洗い、マスクの着用を含む咳エチケットなどを案内しています。

  • 外出後や必要な場面で石けんと流水による手洗いを行う
  • 咳やくしゃみがある場合は咳エチケットを行う
  • 人が集まる室内では換気を意識する
  • 十分な休養と睡眠を取る
  • 体調不良時は無理な外出を避ける

一つの対策だけですべての感染を防げるわけではありません。手洗い、咳エチケット、換気、体調管理などを組み合わせることが基本です。

咳やくしゃみがある場合は周囲へ配慮する

インフルエンザは、咳やくしゃみなどの飛沫によって広がる場合があります。厚生労働省では、人が集まる職場や学校などで咳エチケットを実践することを呼びかけています。

  • マスクを適切に使用する
  • マスクがない場合はティッシュやハンカチで口と鼻を覆う
  • 間に合わない場合は袖や上着の内側で覆う
  • 使用したティッシュは速やかに捨てる
  • 咳や鼻をかんだ後は手を洗う

手で直接咳やくしゃみを受けた場合、その手でドアノブや共用設備へ触れないようにしましょう。

家庭では持ち込みと家族内感染に注意する

学校や職場など外出先で感染する機会が増えると、家庭へ持ち込む可能性もあります。

  • 帰宅後に手洗いを行う
  • 家族に発熱や咳がないか確認する
  • 室内を適切に換気する
  • タオルなどの共用方法を見直す
  • 体調不良者が無理に家族行事へ参加しない
  • 高齢者や基礎疾患のある家族がいる場合は特に注意する

家族の誰かに症状が出た場合も、必要な手洗いや咳エチケットを続けながら、体調に不安がある場合は医療機関へ相談しましょう。

職場では「無理に出勤しない」環境づくりも重要

インフルエンザ流行時に無理な出勤を避ける従業員

職場では、会議室、休憩室、共用トイレ、複合機、ドアなどを多くの従業員が利用します。

感染症対策として設備を清潔に保つことだけでなく、発熱や強い倦怠感、咳などがある従業員が無理をして出勤しなくてもよい環境を整えることも大切です。

  • 体調不良時の連絡方法を決める
  • 発熱や咳がある場合は無理な出勤を避ける
  • 共用トイレのハンドソープを切らさない
  • 手洗い後に十分乾燥できる環境を整える
  • 会議室や休憩室の換気を確認する
  • 共用設備を利用状況に合わせて清掃する

流行が拡大してから特別な作業を増やすだけでなく、普段から継続できる衛生管理と体調管理の仕組みを整えておきましょう。

人が集まる施設では手洗い・手指衛生の動線を確認する

公共施設、商業施設、宿泊施設、スポーツ施設、高齢者施設などでは、不特定多数の利用者やスタッフが施設内を行き来します。

  • 共用トイレ・洗面所を清潔に保つ
  • ハンドソープを切らさない
  • 蛇口や自動センサーの動作を確認する
  • 手洗い後に十分乾燥できる設備を整える
  • 利用者が手指衛生を行いやすい場所を確認する
  • 換気・空調設備を点検する

施設の利用人数や滞在時間、混雑する場所を把握し、それぞれの施設に合った衛生環境を整えることが大切です。

施設の手指衛生環境にNEWスーパーMを活用する

インフルエンザ流行時の施設衛生に活用されるNEWスーパーM

NEWスーパーMは、事務所や人が集まる施設における手指衛生や、手洗い後の乾燥に活用できる設備です。

共用トイレや洗面所では手洗い後の乾燥設備として、また、従業員や利用者が行き来する共用スペースなどでは、手指衛生を行いやすい環境づくりの選択肢として活用できます。

紫外線照射による除菌・消臭機能を備えており、従来型エアータオルで懸念されやすい飛散・拡散への配慮や、施設内の衛生環境を見直す際の選択肢になります。

また、アルコール除菌スプレーを常設している施設では、消毒液の購入、補充、在庫管理などにかかる作業を見直す選択肢としても検討できます。

ペーパータオルを使用している手洗い場では、手拭き用消耗品を使わない運用へ切り替えることで、購入、保管、補充、ごみ回収、廃棄にかかる作業負担や人件費、ごみの削減にもつながります。

ただし、NEWスーパーMだけでインフルエンザへの感染を防止できるものではありません。石けんと流水による手洗い、咳エチケット、換気、体調管理などと組み合わせ、感染対策の一環として活用することが大切です。

2026年9月に確認したいインフルエンザ対策チェックポイント

  • 最新のインフルエンザ流行状況を確認しているか
  • 発熱や強い倦怠感がある場合に無理な外出をしていないか
  • 夏バテや残暑による不調と自己判断していないか
  • 外出後やトイレ使用後に手を洗っているか
  • 咳やくしゃみがある場合に咳エチケットを行っているか
  • 学校や職場で体調不良を伝えやすい環境になっているか
  • 室内の換気・空調設備を確認しているか
  • 施設で手指衛生を行いやすい環境を整えているか
  • 高齢者や基礎疾患のある方と接する際に配慮しているか

まとめ

2026年第36週の全国インフルエンザ定点当たり報告数は3.29となり、第34週の1.11、第35週の1.76からさらに増加しています。患者報告数も12,299人となり、前年同期を上回る水準です。

9月は新学期が始まり、学校、家庭、職場などで人と接する機会が増える時期です。残暑が続く場合には、体調不良を夏バテや暑さのせいと思い込まず、発熱、咳、のどの痛み、急な強い倦怠感などがある場合は無理な外出を控えましょう。

家庭、学校、職場、人が集まる施設では、手洗い、咳エチケット、換気、体調管理などの基本対策を続けることが重要です。流行状況は地域によって異なるため、厚生労働省や自治体が公表する最新情報も確認しながら感染拡大に備えましょう。

出典・参考情報(官公庁・公的機関公表資料)

注記:本ページの内容は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の診断や治療に代わるものではありません。症状、検査、治療薬、予防接種、受診の必要性などについては医師や医療機関へご相談ください。高熱や強い倦怠感、呼吸が苦しいなど気になる症状がある場合や、乳幼児、高齢者、基礎疾患のある方で体調に不安がある場合は、早めに医療機関へ相談してください。

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