要注意!毒きのこによる食中毒を防ぐために知っておきたいこと 2024.10.09食中毒 HOME コラム 食中毒 要注意!毒きのこによる食中毒を防ぐために知っておきたいこと Tweet Share Hatena RSS きのこの生態について きのこは秋の味覚の一つとして親しまれていますが、実はその中には食中毒を引き起こす毒きのこも存在し、場合によっては命に関わる危険があります。 自然界では、きのこは「分解者」として重要な役割を果たしています。きのこは木材を分解し、セルロースやリグニンといった成分を土に戻すことで「森の掃除屋」として機能しています。また、マツタケのように生きた松の根と共生し、糖類や無機養分の交換を行う「共生菌」としての役割も果たしており、森林の維持に貢献しています。このような関係性から、きのこは「木の子」とも呼ばれているのです。 毒きのこによる食中毒 毒きのこによる食中毒は全国で毎年発生しており、平成26年から令和5年までの10年間で240件、患者数は632人に上ります。年間平均で24件、約63人が被害にあっている計算です。 特に注意すべき毒きのこには以下の種類があります: ツキヨタケ クサウラベニタケ・イッポンシメジ テングダケ・イボテングダケ カキシメジ これら4種類が毒きのこによる食中毒の約77%を占めており、毒きのこを正しく理解して誤食を防げば、8割近い食中毒が防げると言われています。特に、食中毒の多発時期である9月・10月は、毒きのこの発生が増えるため、十分な注意が必要です。 食中毒を防ぐために 厚生労働省では、食中毒を防ぐために次の4つを推奨しています: 採らない 食べない 売らない 人にあげない 見た目や色で判断することは非常に危険です。発生場所や環境により、同じきのこでも形や色が変わることがあるため、誤った判断をする可能性があります。少しでも疑わしいきのこは、食べないことが一番安全です。 Tweet Share Hatena RSS 食中毒 毒キノコ, 食中毒 避難所での食事提供 〜食中毒予防〜 冬季に増加するノロウイルス感染症にご注意ください 関連記事一覧 関連記事はありません。