秋は気候も穏やかで、運動会や紅葉狩りなど屋外で過ごす機会が増える季節です。
そんな行楽シーズンに欠かせないのがお弁当ですが、気温の変化や湿度の影響で食中毒のリスクが高まる時期でもあります。
ここでは、秋から冬にかけて注意したい食中毒の種類や、家庭・職場で実践できる衛生管理のポイントを紹介します。
秋から冬にかけて増える食中毒の原因
夏に多いのは細菌性の食中毒(黄色ブドウ球菌やサルモネラなど)ですが、秋から冬にかけてはウイルス性食中毒が増える傾向があります。
特に注意が必要なのが「ノロウイルス」。感染力が非常に強く、わずかなウイルスでも発症することがあります。
加熱が不十分な二枚貝(カキなど)や、感染者の手指を介した二次汚染が主な原因です。
対策のポイント
- 調理前・配膳前の手洗いを徹底する
- 調理器具(まな板・包丁)は肉・魚・野菜で使い分ける
- 加熱が必要な食材は中心温度85~90℃で90秒間以上加熱する
- 弁当はよく冷ましてからふたを閉める(蒸気による結露は細菌繁殖の原因に)
行楽弁当づくりの衛生チェックリスト
屋外に持ち出すお弁当は、「調理後の時間」と「温度管理」が重要です。
細菌は20〜40℃で繁殖しやすく、できるだけ常温での放置時間を短くすることが基本です。
おすすめの工夫
- 保冷剤や保冷バッグを活用し、気温に応じて温度管理を行う
- 水分の多いおかずは避け、しっかり火を通したものを選ぶ
- 素手での盛り付けを避け、使い捨て手袋や清潔なトングを使用する
- フルーツは別容器に分けて持参(汁気が混ざるのを防ぐ)
手洗いで守る健康習慣

手洗いは最も基本的で効果的な感染予防策です。
外出先での飲食や調理の前後には、石けんと流水で15〜20秒以上しっかり洗うことが大切です。
特に指先・爪の間・手首は汚れが残りやすいため、丁寧に洗いましょう。
洗った後は清潔なタオルまたは衛生的なエアータオルでしっかり乾かします。
濡れた手は細菌やウイルスが付着しやすく、十分に乾かさないまま作業を再開すると再汚染のリスクが高まります。
近年では、UVや抗菌機能を備えた業務用エアータオルも登場しており、衛生面での信頼性が向上しています。
多くの企業・施設では、従業員の衛生意識向上と感染対策強化のため、こうした設備を導入しています。
食材の正しい保存方法
食品の鮮度管理は、家庭でも企業の厨房でも共通の課題です。
冷蔵庫の過信は禁物で、温度・湿度・保存期間の管理が安全性を左右します。
保存の基本
- 肉・魚は購入後すぐに冷蔵または冷凍(チルド温度は0〜3℃)
- 野菜は種類によって保存場所を分ける(根菜は常温でも可)
- 加熱調理済み食品はできるだけ早めに消費する
- 「冷蔵庫に入れたら安心」ではなく、開閉頻度や詰め込みすぎにも注意する
業務用厨房では、温度ロガーによる記録や、食材ラベル管理も有効です。
定期的な棚卸と設備点検を行い、冷却性能の維持を確認することが重要です。
家族みんなで食育を楽しもう
食中毒対策や衛生管理は、「やらされる」ものではなく、家族やチームで楽しく取り組む生活習慣として根付かせることが大切です。
お弁当作りを通して、子どもが食材や衛生の大切さを学ぶことも、立派な食育です。
企業においても、食材管理や手洗い環境の整備を通じて「安全と健康を守る文化」を育てることが、信頼ある組織づくりにつながります。
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- ドレンタンクの清掃もフィルター交換も不要のメンテナンスフリー
手洗いから乾燥までを清潔に保つことが、職場全体の衛生水準を高める第一歩です。
安全で快適な環境づくりに、ぜひお役立てください。
注記:本ページの内容は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の診断や治療に代わるものではありません。検査や薬の使用、保険適用の可否などについては、必ず医師や専門機関にご相談ください。体調不良や緊急の症状がある場合は、速やかに医療機関を受診してください。

