夏場に急増!食中毒の最新動向と身近な予防法

食中毒

高温多湿な夏は、細菌やウイルスが最も活発に繁殖する季節。食中毒のリスクが一年の中で最も高まる時期です。厚生労働省の統計(令和4〜6年)を見ても、6月から9月にかけて食中毒の発生件数が全体的に増加する傾向が見られます。
食中毒 月別発生状況(事件数)
特に注意が必要なのは、細菌性の食中毒です。代表的な原因として以下のようなものが挙げられます。

夏に多い食中毒の原因菌・ウイルス

原因 特徴 主な原因食品
カンピロバクター 加熱不足の鶏肉・交差汚染 鶏肉、調理器具など
サルモネラ 生卵や鶏肉に付着 卵、食肉全般
腸管出血性大腸菌(O157など) 少量でも発症 生野菜、肉類
黄色ブドウ球菌 手指などから食品に移る 弁当、おにぎりなど
ノロウイルス 通年性だが夏も注意 二枚貝、調理者の手指など

持ち運びと保存に注意!

夏場は食品が短時間で傷むため、「冷たいまま保つ工夫」が重要です。

  • 弁当やお惣菜は保冷剤+保冷バッグを活用
  • 車内や屋外に長時間置かない
  • 蔵庫でも詰め込みすぎず冷気を循環させる

手洗いだけでは防げない!?三原則の徹底を

厚生労働省が推奨する「つけない・増やさない・やっつける」の三原則を実践しましょう。

つけない
手指や器具からの菌の付着を防ぐ
増やさない
冷却保存で菌の繁殖を抑える
やっつける
中心温度75℃以上で1分以上加熱を目安に

夏こそ油断大敵!

食中毒は「目に見えない」からこそ、基本の徹底が最大の防御です。
手洗い・加熱・冷却といった基本的な衛生対策は、どんな季節でも欠かせません。特に夏場は、食材が傷みやすく、細菌やウイルスが繁殖しやすい環境になります。
調理の前後の「手洗い」はもちろん、手洗い後のしっかりとした乾燥も忘れてはいけません。また、まな板や包丁などの調理器具の除菌も重要です。
こうした日々の対策には、除菌・乾燥を同時に行える「NEWスーパーM」が力を発揮します。暑い季節こそ、確かな対策で安心・安全な食卓を守りましょう。

関連記事一覧